【事例紹介】Z世代へのヤクルトの宣伝方法を考えよう(西静岡ヤクルト販売、1年2組)

島田樟誠高等学校の1年2組では島田市にあるヤクルトの販売会社、西静岡ヤクルト販売株式会社のビジネスミッションを担当しています。社員であり、今回のミッションのターゲットでもあるサワザキさんから活動のヒントをいただきながら、活動をすすめています。

今回の実習先

学校名:島田学園島田樟誠高等学校 キャリア探究コース

目次

ビジネスミッションテーマ 西静岡ヤクルト販売

Z世代に、ヤクルトをもっと飲んでもらう方法を考えよう!

多くの家庭で小さな子供や大人たちによく飲まれているヤクルトですが、今回は普段あまり飲んでいないZ世代(12~28歳)にもっと飲んでもらう方法を考えるというお題をいただきました!Z世代には自分たち高校生も含まれているので、自分たちがどんな宣伝を受けたら買いたくなるのか、一生懸命考えていきます。

ビジネスミッションの流れ

  • ヤクルトについて知っていることを整理しよう
  • 高校生を対象にヤクルトの印象や体や心の悩みを調査しよう
  • ヤクルトの強みと弱みを整理しよう
  • ヤクルトのどんなところをどうやって宣伝すればいいだろう ←いまここ
  • 宣伝の試作をつくってみよう
  • 同級生や社員さんから反応をもらおう
  • 実際に宣伝してみよう

今回の実習(5組)

授業内容 

ヤクルトのどんなところをどうやって宣伝すればいいだろう

  1. どんなところをどうやって宣伝するか考えよう
  2. 社員の方にヤクルトの質問をしてみよう

授業の流れ

1 どんなところをどうやって宣伝するか考えよう

前回の授業までに、校内の高校生400人以上に協力してもらい、彼らの抱えている心や体の悩みを調査しました。また、ヤクルトのパンフレットやHPをもとに、ヤクルトを飲むことで、どんな体の不調の軽減が期待できるのかを考えました。

今回の授業では、それらを元に、ヤクルトのどんな魅力をどんな方法で伝えれば、Z世代が飲んでくれるかを考えました。

【生徒がまとめたもの 一部抜粋】

どんな魅力を伝えるか

  • 学生は寝不足の人が多いから、寝不足に効果があるというところをアピールする

特に家が遠くて、朝の登校時間が早い人が寝る前に寝ると、少ない睡眠時間でも質の高い睡眠が期待できるトコロがいいかも。

  • 量が少ないけれど、忙しい朝でもさっと飲めるところをアピールする
  • 部活の大会やテストが多く、休めない日が続く高校生に風邪を未然に防ぐためにヤクルトで免疫機能を高められることをアピールする
  • 他社製品と比べて、ヤクルト1000は少ない容量ながら、圧倒的におおい乳酸菌量がとれることを伝える

どうやって伝えるか

  • tiktokでオリジナルダンス配信
  • 学校のInstagramで魅力発信
  • ショッピングモールへのポスター掲載
  • 文化祭の休憩所でチラシ配布
  • オープンスクールで試飲の提供

   夏秋冬の3回の機会に中学生に宣伝できる

  • Z世代向けにパッケージや量の変更を行う。推し活につなげる。

2 社員の方にヤクルトの質問をしてみよう

前半の活動を見ていただいた社員の方に、高校生が活動を進めながら気になっていることを伺いました!

質問例

  • ヤクルトは1日に何本飲むのがいいですか?
  • ヤクルトはどのタイミングで飲むのが一番効果がありますか?
  • ヤクルトって飲むと物足りなく感じるんですが、なんであの量なんですか?
  • 1本飲むだけで腸内環境はよくなりますか?逆に何本も飲んだ方がいいですか?
  • ヤクルトのパッケージを変えることは可能ですか?
  • なんであの容器の形なんですか?
  • 実際に睡眠が改善されているデータはあるんですか?
  • なぜヤクルトの会社に入社したんですか?

ネットやパンフレットだけではわからなかった情報を直接伺うことで伺うことができました。

  • ヤクルトは日々の習慣にすることで効果が高まる
  • 容器の形は幼児が一気に飲んでしまい、事故にならないようにくびれの形になっている。

などをはじめ、魅力を発信する上で知っておきたい情報をたくさん知ることができたようです。

次回以降

社員の方からいただいたヒントを元にして、改めてどんな方法で自分たちが発信できるかを考えます。

夏休みを利用しながら、実際に発信の試作をつくります。

例:tiktokダンスを考案、撮影する。文化祭で掲載するポスターをつくる。

実際に作成したものは弊社Instagramで発信する予定です。

こちらをフォローしてお待ち下さい!

その他、各学校、企業との取り組みを紹介しております。

https://www.instagram.com/tanqmikata?igsh=anYxMmcxcXRpMHo4

工夫したこと

  • 社員の方への質問をロイロノートにあつめ、社員の方が学校のタブレットを見て、質問を確認できる状況をつくった。
  • 自分たちで商品をよく調べ、広報の仕方まで一度考えたあとに、社員の方から直接商品について聞く機会を設けたことで、浅い質問ではなく、建設的に商品の魅力を探る質問ができた。

よかったこと

  • 「パッケージを変えることは難しい」など会社としてどんなことは協力できて、どんなことは難しいのかを中間発表の前に生徒がわかったので、広報の仕方のイメージがもちやすくなった。
  • 商品についての深い理解を元にして、施策を考えられるようになっていること。

参加者のコメント抜粋

授業をうけての感想をいくつか紹介します。

生徒からのコメント

  • わかりやすく他の乳酸菌飲料との違いを教えてくれたり、質問に答えてくれたりと、ありがとうございました。その話を聞いて、ヤクルトをこれから飲みたいなと思いました。また、健康的な生活をこれからも作っていこうと思いました。ありがとうございました。
  • ヤクルトについて教えていただきありがとうございました。おかげで今まであやふやだったヤクルトのイメージがしっかりとしたものになりました。
  • ヤクルトのわからない事を教えてくれたおかげでさらにヤクルトについて知る事が出来て良かった。それを他の高校生にも伝えていけるように宣伝していきたい。
  • ヤクルトが小さい理由は生きた菌を残せる大きさのためという事を知った。次は高校生の目に留まるようなポスターを作っていきたい
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