【事例紹介】川根地区をお祭りと観光で盛り上げよう(NPOシマシマ&杉本製茶、1年4組)

島田樟誠高等学校の1年4組では島田市にあるNPOシマシマと杉本製茶株式会社からのビジネスミッションを担当しています。杉本製茶さんは、需要があるにもかかわらず、地場産業の担い手が著しく減少していることにもったいなさを感じていらっしゃいました。そこで、地元にも素晴らしいものがあると気づいてほしいという思いから、今回川根地区を盛り上げようと活動するNPOシマシマと島田樟誠生徒の取り組みに協賛してくださいました。

今回の実習先

学校名:島田学園島田樟誠高等学校 キャリア探究コース

目次

ビジネスミッションテーマ NPOシマシマ&杉本製茶

川根地区をお祭りと観光で盛り上げよう

島田市の川根地区では旧島田市地区と比べても人口減少が進んでいます。そこで今回は川根地区に訪れる人の数を増やすために、生徒が2つのテーマに分かれて活動に取り組んでいます。

【2つのテーマ】

A 身成地区の秋祭りを盛り上げよう

  ターゲット:小学生までの子供が中心

B 川根温泉まわりの観光スポットを盛り上げよう

  ターゲット:高校生

ビジネスミッションの流れ

  • 川根の観光地について調べよう
  • 川根の観光における強みを見つけよう
  • 子供はどんなお祭りや観光地が好きか調査しよう
  • 川根地区の人と相談しよう ←いまここ
  • 出店やイベントを企画しよう
  • 企画を発表しよう
  • 出店やイベントの準備をしよう
  • 出店やイベントをやってみよう
  • 学習の成果を発表しよう

今回の実習(4組)

授業内容 

川根地区の人と相談しよう

  1. いままでにどんな出店やイベントをやったのか聞いてみよう
  2. イベント案ができそうか聞いてみよう

前回の授業までにターゲットになる子供たちや高校生に対して調査を行い、どのような需要があるのか調べました。それをもとに、出店やイベントのアイディアを出しました。

今回の授業では、テーマごとに教室を分けて、それぞれ川根地区の関係者の方とMEETでつなぎ、対話する場を設けました。対話を通して、出店やイベントについて意見をいただくのがねらいです。

参加者の中には、自治会長やカフェの運営者、社会福祉協議会の方、移住者の方など多様な方がいらっしゃり、生徒たちにいろんな角度からヒントを与えて下さいました。

授業の流れ

1 いままでにどんな出店やイベントをやったのか聞いてみよう

A:お祭り担当グループではどのような出店を今までのお祭りで行っていたのか、お祭りの具体的な店舗数など規模はどんなものなのか、詳しい説明を伺いました。

B:観光担当グループではBBQやスカイダイビングなどすでにある観光商品がどのようなものなのか、詳しい説明を伺いました。

いままでよくわかっていなかった予算のことや、可能な活動について現場の方々から聞くことで、具体的な活動イメージをもつことができました。

2 イベント案ができそうか聞いてみよう

前回までの活動で考えた出店やイベントのアイディアを1班ずつ関係者の方に伝え、実現可能性や実現させる際にどんな準備が必要なのかなどたくさんのことを聞くことができました。

自分たちだけで考えていても、結局これってできるのかな?など不安なことも多くなりがちですが、こういった場を設けることで、いいイメージがもてたようでした。

生徒の考えた出店・イベント案の一部
A:お祭り 出店

  • チョークで地面に落書きしちゃおう
  • 水鉄砲であそぼう
  • らくがきせんべいやさん
  • かき氷やさん

B:観光 イベント

  • 打ち上げをふれあいの泉BBQでやっちゃおう
  • 部活やテストで疲れた体を温泉でリフレッシュさせよう
  • 川根温泉周りの歩いて行ける映えスポットを紹介するマップづくり

次回以降

イベントの企画書を具体的にしていきます。中間発表で関係者の方からフィードバックをいただき、実施に向けて役割分担をして、材料の仕入れなどに動いていきます。

お祭りは10/14(月)、観光イベントは10/19(土)に実施予定です。

今回の企画を考えた生徒たちも有志で参加をする予定です。

工夫したこと

  • 関係者の方を直接招かずとも、MEETでつなぐことで、アイディアについてフィードバックをいただく対話の場を設けることができた。
  • 直接1班ずつ対話する時間を設けることで、自分ゴトとして取り組む環境を作った。

よかったこと

  • 理想は生徒を全員川根に連れていき、数時間フィールドワークをさせ現地の様子を知ってもらいたいところだが、中々難しく悩んでいたところ、今回のような対話の場を設けたことで、少しでも現地の様子をイメージすることができた。
  • 中間発表前に一度関係者の方とつないだことで、関係者の方もイメージがもて、生徒も活動の方向性が具体的にイメージできたので、中間発表がより質の高いものが期待できる。

参加者のコメント抜粋

授業をうけての感想をいくつか紹介します。

生徒からのコメント

  • 明確に高校生である私たちに何をして欲しいかを伝えてくれて、何をしたらよいかイメージがとてももてました。お話の機会をいただき、ありがとうございました。
  • 川根のことについて詳しく教えてくださりありがとうございました。とてもイメージがもてました。
  • 話をするまでは、対象年齢を絞ることができていなかったが、そこを指摘してもらえたので、次回の中間発表では対象を絞った上での施策を提案したい。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次