令和7年2月3日にホテルオーレにて行われた「第12回志太ビジネスプラングランプリ」にて、大賞を受賞しました。

今回、「企業と高校生のミスマッチを解消する、探究学習プログラム」としてビジネスプランを発表しました。

高卒就職者の早期離職率が高いという課題を解決するため、高校生は地元企業の魅力を知ることができ、地元企業は若手人材とつながるチャンスを得ることができる実践を2つ紹介しました。
実践1 ビジネスミッション
一つ目は「ビジネスミッション」です。高校の総合的な学習の時間で行うプログラムです。企業が提示した「ビジネスミッション」に数か月間取り組んで、高校生が実行に移します。企業は、中間発表や最終発表で、高校生に対しアドバイスや価値づけをするため、高校生との関係性が深まります。高校生は、課題解決に向けた活動を通して探究力が身につくとともに、企業の事業内容や雰囲気などの魅力を知ることができます。

実践2 リアル職業調べ
二つ目は「リアル職業調べ」です。自由参加型のイベントです。複数の企業がブースを設け、来場した高校生が自由に周って、「リアルに」気になることについて質問できるようにしました。企業は、卒業後就職を視野に入れている高校生と関わることができ、企業の魅力を伝えることができます。高校生は、質問することによって仕事についての不安を軽減したり、魅力的な企業を見つけたりすることができます。

おわりに
「もっとおもしろい授業を届けたい」という思いで起業して一年。高校生の「どんな仕事があるのか分からない」、地元企業の「学生が地元に残らない」という悩みの声を聞くうちに、魅力的な企業を知らないまま若者が出ていく現状を悔しく思いました。受賞を励みに、今後も楽しい学びの場づくりとあわせ、静岡県の企業と学生をつなげていき、より多くの方に地元の魅力を伝えていきたいと思います。